SEVENTEEN筆頭に2025年上半期K-POP男性グループ席巻！&TEAM、TWSなどハーフミリオン達成相次ぐ

2025年6月12日

K-POP界のセールス記録、本当に目覚ましいものがありますね。

ハーフミリオン達成のニュースが後を絶たない状況です。

ただ、その陰にはまだ注目されない多くの才能も眠っているのでしょう。

ええ、多様な輝きが今後さらに増していくと素晴らしいですね。

2025年上半期音楽シーンの主役：SEVENTEEN『消費期限』が驚異的なセールスで頂点へ

2025年の上半期Billboard JAPANシングル・セールス・チャート“Top Singles Sales”において、国際的に絶大な人気を誇るグループSEVENTEENの最新シングル『消費期限』が、831,553枚という驚異的な売上枚数を記録し、堂々の首位に輝きました。この数字は、彼らが築き上げてきた確固たる人気と、現在の音楽市場における彼らの圧倒的な影響力を改めて証明するものです。

SEVENTEENがこれほどまでの大成功を収めた背景には、複数の要因が複雑に絡み合っていると考えられます。まず第一に挙げられるのは、彼らが長年にわたり真摯に音楽と向き合い、ファンとの間に育んできた強固な信頼関係、そして熱心なファンダム「CARAT」の存在です。メンバー自身が楽曲制作やパフォーマンスの振り付けに積極的に関わる「自主制作アイドル」としてのスタンスは、作品に独自の色彩と高いクオリティをもたらし、ファンからの深い共感と支持を得ています。『消費期限』という示唆に富んだタイトルも、現代社会を生きる多くの人々の心に響き、単なるアイドルソングを超えたメッセージ性を持つ作品として受け入れられたのではないでしょうか。物質的な豊かさや時間に追われる日常の中で、「本当に大切なものは何か」を問いかけるようなテーマ性が、多くのリスナーの心を捉えた可能性があります。

また、SEVENTEENのグローバルな活動展開も、この記録的なセールスを後押しした重要な要素です。日本国内のみならず、アジア、北米、ヨーロッパなど、世界各地に広がるCARATが彼らのリリースを待ち望み、積極的に購買行動に参加した結果と言えるでしょう。近年のK-POP市場全体の拡大と、オンライン・オフラインを問わない積極的なプロモーション活動も、セールスを力強く後押ししています。もちろん、音楽CDの販売においては、複数のバージョン展開や購入特典といった販売戦略も売上を左右する要素の一つではありますが、SEVENTEENの場合、それ以上に作品そのものへの高い期待感と、アーティストとしての彼らへの信頼が、この83万枚超えという数字に繋がったと分析できます。

興味深いことに、ビルボードのレポートでは、SEVENTEENの首位獲得と共に「女性グループラインナップに多様性の兆候も」というコメントが添えられていました。これは、男性アイドルグループの勢いが引き続き強い現在の音楽市場において、女性グループの活動にも新たな動きや変化が見られ、その存在感が増してきていることを示唆しています。具体的なグループ名や詳細なデータは今回の情報からは明らかではありませんが、コンセプトのさらなる多様化、メンバー構成の国際化、あるいはインディーズシーンからの新たな才能の台頭など、今後の音楽シーンにおける女性アーティストの活躍に大きな期待が寄せられます。SEVENTEENのようなトップランナーが市場を牽引し、音楽シーン全体が活性化することで、より多様なアーティストが輝ける土壌が育まれることは、音楽ファンにとっても喜ばしい状況と言えるでしょう。

止まらない快進撃！K-POPボーイズグループ、ハーフミリオンセラー達成が相次ぐ

2025年の音楽シーンは、SEVENTEENの記録的なヒットに加えて、他の多くのK-POPボーイズグループも目覚ましい成果を上げている点が特筆されます。特に「ハーフミリオンセラー（CD売上50万枚以上）」の達成が相次いでおり、これはK-POPの世界的な人気の高まりと、フィジカルCD市場の依然とした活況ぶりを象徴する現象と言えるでしょう。

YG ENTERTAINMENTからデビューした期待の新人ボーイズグループ「TREASURE」は、2ndシングルがハーフミリオン達成目前であると報じられています。デビュー以来、その高い音楽性と一糸乱れぬパフォーマンス、そしてメンバーたちの個性豊かな魅力で着実にファンベースを拡大してきた彼らが、この大きなマイルストーンを達成することは、グループの順調な成長と今後のさらなる飛躍を予感させます。彼らの成功は、YGエンターテインメントの持つ育成システムとプロデュース能力の高さを改めて示すものでもあります。

また、HYBE LABELS JAPAN所属のグローバルグループ「&TEAM」の勢いも目を見張るものがあります。彼らの3rdシングル「Go in Blind」は、日本のオリコン週間シングルランキング（5月5日付）で見事1位を獲得。さらに驚くべきことに、発売初日にしてハーフミリオンセラーを達成するという快挙を成し遂げました。これは&TEAMにとってグループ初となる記録であり、日本市場における彼らの確固たる人気と存在感を明確に示しています。「Go in Blind (月狼)」というアーティスティックなタイトルからも、彼らが追求する独自の世界観と音楽性への自信がうかがえます。フラゲ日（発売日前日）でのハーフミリオン達成は、リリースを心待ちにしていたファンの熱量の高さを如実に物語っており、今後の活動への期待を一層高めています。

PLEDISエンターテインメント所属の新人ボーイズグループ「TWS（トゥアス）」も、その躍進ぶりは業界内外で大きな注目を集めています。彼らの3rdミニアルバム『TRY WITH US』は、グループの自己最高記録を更新し、ハーフミリオンを達成。報道によれば、リリースからわずか5日で前作の初動売上（発売後1週間の売上）を超えるなど、まさに破竹の勢いで快進撃を続けています。7月には待望の日本デビューも控えており、その人気は国境を越えてさらに拡大していくことでしょう。デビューから4作連続でのハーフミリオンセラー達成という情報もあり、これは新人グループとしては異例のスピードであり、彼らの音楽が持つ普遍的な魅力と、ファンとの強い絆を証明しています。「TRY WITH US」というアルバムタイトルには、ファンと共に成長し、新たな挑戦を続けていくという彼らの真摯な姿勢が込められているのかもしれません。

さらに、世界的な人気を誇るグループNCTのメンバーであるマークが、満を持してリリースした1stソロアルバム「The Firstfruit」でも、その卓越した実力と圧倒的な人気を見せつけました。このソロデビューアルバムは、初動（発売後1週間）で54万枚以上を売り上げ、見事ハーフミリオンセラーを達成。タイトル曲「1999」を含む全13曲が収録されており、トロント、ニューヨーク、バンクーバー、ソウルといった、マーク自身のパーソナルなヒストリーやアイデンティティに所縁のある都市名がコンセプトに織り込まれている点も非常に興味深く、彼の音楽的ルーツや多才な魅力が凝縮された作品と言えるでしょう。グループ活動で培った高いパフォーマンススキルと音楽的センスが、ソロ活動でも遺憾なく発揮され、多くのファンを魅了しています。これは、K-POPアーティストの層の厚さと、個々のメンバーが持つポテンシャルの高さを示す好例です。

ハーフミリオン達成の背景とフィジカルCD市場の現代的意義

SEVENTEENを筆頭に、TREASURE、&TEAM、TWS、そしてNCT マークといったK-POPボーイズグループによるハーフミリオンセラーの続出は、単に個々のアーティストの人気を示すだけでなく、現在の音楽市場におけるいくつかの重要なトレンドと、フィジカルCDが持つ現代的な意義を浮き彫りにしています。デジタル配信が音楽消費の主流となった現代において、なぜフィジカルCDがこれほどの売上を記録し続けるのでしょうか。

その最大の要因として考えられるのは、やはり熱心で組織化された強固なファンダムの存在です。K-POPのファンは、応援するアーティストに対して深い愛情と忠誠心を持ち、CD購入をアーティストへの直接的なサポートであり、連帯感を示す重要な手段と捉えています。また、CDにはトレーディングカードやフォトブック、ポスター、さらには限定イベントへの応募券といった多様な特典が付随することが一般的です。これらの特典は、ファンにとってコレクションする喜びや、アーティストとの特別な繋がりを感じられる貴重な機会を提供し、複数枚購入を促進する動機となっています。オンラインのデジタルデータでは得られない、手触りのある「モノ」としての所有欲を満たす価値や、部屋に飾ることで日常的にアーティストの存在を感じられるといった側面も、フィジカルCDの魅力を高めています。

次に、K-POPのグローバルな市場拡大が挙げられます。インターネット、特にYouTubeやTikTokといったSNSプラットフォームの普及により、K-POPは言語や国境の壁を越えて世界中のファンを獲得しています。日本市場はもちろんのこと、東南アジア、北米、南米、ヨーロッパなど、広範な地域からのCD購入が、全体の売上枚数を大きく押し上げています。&TEAMのように日本を活動の主要拠点とするグループが日本国内で大きな成功を収める一方で、TREASUREやTWS、NCT マークのように韓国をベースとしながらもグローバル規模でのセールスを記録するグループも多く、その人気の普遍性とリーチの広がりは計り知れません。

さらに、各エンターテインメント企業による緻密かつ効果的なマーケティング戦略も、これらの成功を支える重要な柱です。リリース前から数ヶ月にわたり展開されるティーザーコンテンツ（コンセプトフォト、ミュージックビデオの予告編、ハイライトメドレーなど）、SNSを駆使したファンとのインタラクティブなコミュニケーション、多様なコンセプトに基づいた複数バージョンのCDリリース、そしてオンライン・オフラインでのサイン会やミート＆グリートといったイベントの開催など、ファンの期待感を高め、購買意欲を刺激するための様々な施策が戦略的に展開されています。これらの多角的なアプローチが、アーティスト自身の魅力や楽曲のクオリティと強力な相乗効果を生み出し、記録的なセールスに繋がっていると分析できます。

もちろん、このようなセールス至上主義や、特典の内容によって売上が大きく左右される現状に対しては、音楽の本質から離れているのではないか、あるいはファンに過度な負担を強いているのではないかといった建設的な議論も存在します。しかしながら、アーティストとファンとの間の強いエンゲージメントの具体的な表れとして、また、音楽を「所有する」という体験価値や、アーティストの世界観を深く味わうためのパッケージメディアとして、フィジカルCDが依然として重要な役割を担っていることは紛れもない事実です。SEVENTEEN、TREASURE、&TEAM、TWS、そしてNCT マークといったアーティストたちが示すように、質の高い音楽と圧倒的なパフォーマンス、そしてファンとの間に築かれた揺るぎない絆が、2025年上半期の音楽シーンを力強く牽引しているのです。

今回の報道は主にK-POPボーイズグループの目覚ましい活躍に焦点が当たりましたが、ビルボードが指摘した「女性グループラインナップに多様性の兆候も」というコメントは、今後の音楽シーンの広がりを示唆する重要なポイントです。市場全体が活性化し、より多くの才能豊かなアーティストが様々な形で花開くことで、音楽シーンはさらに豊かで刺激的なものへと進化していくでしょう。2025年下半期、そしてその先の音楽業界がどのような新たなトレンドを生み出し、私たちを驚かせてくれるのか、引き続きその動向から目が離せません。

参考文献